楽譜購入者様向けのちょっとマニアックなお話し
ベースが印象的な一曲。当時ミックスダウンに行ったLAのスタジオに、世界的に有名なベーシスト、ルイス・ジョンソンが突然現れて「是非何か弾かせてくれ」といってレコーディングされたという曲。スタッフ一同ギャラの心配をしたそうですが、彼の日本人のガールフレンドがユーミンの大ファンで「ノーギャラでいいよ」との事だったとか。(と当時ユーミンがラジオで語ってました)
そんなこんなでこの曲と、「BRIZZARD」はベースが全面に出てます。
そのベースをどうピアノで表現するかですが、まず1小節目のこのフレーズ。
この最初の赤丸「ミ」をスタッカート気味に弾くと、原曲寄りの全体的にシャープな印象になります。
右手との兼ね合いでそう弾けない時もありますが、ぜひこの一拍目を意識してみて下さい。
デモ演奏ではイントロではペダルを効かせて、歌中でスタッカートにしてます。
続いて8小節目、赤丸のフレーズ。これも原曲ではベースなので、音域は一オクターブ下ですが、あえて右手に持ってきました。
バリエーション的に左手で下の音域で弾いたり、両手でユニゾンもよいかもしれません。
48節目のオカズフレーズ。原曲はシンセですが、ピアノで弾く場合は装飾音的なアプローチもいいかと思います。
この楽譜では、レ#であっさり味付けしてみました。
ユーミンのライブでのエンディングは、変拍子的なあの間奏パートがここでもで演奏されます。それと同じものをこの楽譜では、ピアノアレンジしてます。なかなかリズムの取り方が難しい箇所ではありますが、楽譜記載のQRからお聴きいただけるデモ演奏や、動画サイトでユーミンご本人の演奏動画を参考にしてみて下さい。
購入サイトで楽譜を見る ⇒ 破れた恋の繕し方教えます