春よ、来い 楽譜解説

楽譜購入者様向けのちょっとマニアックなお話し

全体的なノリ

和テイストの曲には珍しく16分のノリが基本になっています。曲全体に入ってるパーカッション(カバサでしょうか)も図のようなアクセントで鳴っています。これ自体をピアノで弾くわけではありませんが、これを頭の中で鳴らしながら各々フレーズを弾くと、CDに近い雰囲気で演奏出来るのではないかと思います。

ユーミンご本人も以前語っていましたが、この曲にはサンバのエッセンスもすごく入っています。そこが単なる和テイストだけに留まらない魅力だと思います。

メロディーとバッキングの弾きわけ

「C」ブロック、サビの箇所。バッキングパートとメロディーが入り組んでやや忙しいかもしれません。楽譜ではメロディーをスラーで囲んで、バッキングと表記的に区別しています。メロディーは前に出る、バッキングは控えめに、など強弱で弾き分ける、ニュアンスで弾き分けるなど工夫してみるとよいかと思います。

歌詞に想いを馳せながらメロディーをしっとり弾きたい派の方は、バッキングをカットして、メロディーだけをのびのび弾くのもおすすめです。

2番最後に rit.

63小節目。♪流るる 花のごとく の箇所。ライブでは rit.(リット。リタルダンドの略=だんだん遅く)します。

ここで遅くなりBbmで上昇アルペジオもいいかもしれません。そして次の「I」からインテンポに戻ります。

エンディング

最後のサビのバックに入ってるコーラスフレーズ「春よ来い、はやく来い」。CDではボーカルと一緒にフェードアウトしますが、ライブではこのフレーズのみをエンディングで演奏します。Y-PIANOの楽譜はこれをそのままピアノアレンジしてます。

楽譜記載のQRからデモ演奏をフルで視聴出来ますので、参考にしてみて下さい。

 

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