楽譜購入者様向けのちょっとマニアックなお話し
この曲は転調は目まぐるしいのですが、フレーズはとてもミニマルで、短いフレーズを何度も繰り返します。原曲のようなバンドサウンドですと、起伏に富んだアレンジになるのですが、ピアノ一本だと少し味付けが欲しいところです。
コードづけやベースラインで原曲にはないテイストを加えております。
イントロの印象的なベースのフレーズ。原曲は単音ですが、ブロックコードでアレンジしました。
原曲は Fm7 ひとつで行くところを、 Fm Eb/G Ab Bb(add9) にしてます。
またイントロは2小節を2回同じ事を繰り返しますが、変化をつけて2回目のみ左手に装飾音を足してます。(赤丸部分)
原曲にはありません。
この曲のようなボサ的サウンドにはテンションコードがあいます。ピアノで弾く場合はなおさらでしょうか。
歌い出しの Bb7 のコードを、Bb13 にしてます。他の箇所でも Bb7 を一部 Bb13 でアレンジしてます。
55小節目、原曲は Dm7 のみですが、Dm7 G9 にしてます。
同じく59節目も同じく Fm7 ひとつのところを Fm7 Bb7 にアレンジしてます。
57小節目はベースラインをオクターブでアレンジ。
この記事が演奏のヒントになれば幸いです。
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